経営者の「心技体」厳選32の経営者スキル

すべての経営者に共通する目標「想い通り経営」

「想い通り経営」とは、

自社に関連する人々の幸福のため、経営者の想い通りの会社経営が持続している状態

と、マーカスでは定義し、経営の本質的な目的と位置付けている。この状態を否定する経営者はいないと思う。会社経営をしているすべての経営者が望んでいる状態である。少なくとも私はそうだし、あなたもそうだと思う。

「会社経営は、自分の想い通りに順調に進んでいる!」
「このまま進めば、望んでいるゴールにたどり着ける!」
「これが欲しかったんだ!」

という実感は経営者として至福の状態だ。ところが、現実は?と振り返ると、何かと想い通りにならずに様々な悩みを抱えている。

かく言う私も税理士事務所を20年以上経営してきて「想い通り!」なんて思ったことは、実は一度もない。そう、一度も・・・、そして、今も・・・。むしろ「想い通りにならないこと」ばかりかもしれない、と途方に暮れるときもあった。

しかし「想い通りに経営できるわけがない。現実は、そんなに簡単じゃない」と思ってしまうと、そこで思考停止し、様々な「妥協」や「諦め」の意思決定をしてしまうことが多くなる。・・・ということは、事業目的の実現は遠のいてしまうどころか、ず~っと「想い通りにならない」という悪性のストレスを抱え続けなければならない。

「少しでも想い通り経営に近づこう!」というモチベーションを持つことで、会社は健全な成長を続け、事業目的の実現に近づく。そして、何より悪性のストレスが軽減される。

あなたの「想い」も「幸福」のはず

あなたが創業したとき=社長に就任した時の気持ちを覚えているだろうか?自信と不安が入り混じる中で、少しだけ自信が上回ったから創業したはず。もし、不安の方が大きいのに創業したなら、足りない自信に覚悟をプラスし、腹をくくって踏み切ったのだろう。

いずれにしても、その先に「幸福」を見てたはずだ。自分なりの「幸福」が見えているからスタートしたはず。

それは、儲かるかも!異性にモテルかも!有名になれるかも!という「???」な幸福だったかもしれないし、反対に「世のため人の為に役立つことこそ幸福だ!」と高尚な目標を持っていたかもしれない。

形は違っても「自分なりの、自分にとっての幸福」を目指していた。

私の場合は「自由になれる!」という幸福感だった。高校生のころから「雇われない生き方」が目標だったので、株式会社ユナイテッド・パートナーズ(現:株式会社マーカス・マネジメント)を創業した38歳=1999年8月2日の朝のことは鮮明に覚えている。全身が震えるような幸福感。真っ新のオフィスで始業の午前9時、たった一人で「自由になったど~~~!」と大声で叫んでいた(笑)。

創業は十人十色であり人それぞれであるが、私にとって「自由=雇われない生き方」は、一つ目の「想い」を実現した瞬間だった。

「想い通り」にならないのは「想い」が間違ってたから

ところが、お客さんも増え、スタッフも増えてくると「自由度がどんどん減ってるぞ」と感じ始めた。自由になりたくて、小さいながらも社長になって、益々楽しくなるはずだったのに、成長すればするほど、自由度は削られていき、窮屈に感じ、全然楽しくなくなっていった。

今から20年以上前に「ボクの働き方改革」で得た「自由」だった。フレックスタイムにして時間も自由、会社のお金も自分の自由・・・。ところが、朝礼、会議、決済、資金繰り・・・おかしい・・・不自由だ・・・。

そこから数年間は「経営したい!」というWANT動機ではなく「経営しなければ!」というMUST動機の毎日が続く。知らず知らずにストレスも膨らんでいたのだろう。呑み代が増えていく・・・寝不足が続く・・・最悪の「悪循環」。

なぜか?

考え方が「自分ファースト」だったのだ。

「想い通り」にならないのは、その「想い」が間違っていたのだ。今考えれば当たり前のことであるが、当時の私の「想い」は「ただのわがまま」だったのだ。そんな大人の「わがまま」のために協力してくれる人なんかいるわけがない。

3つのグループが「幸福になるように」経営する

そんなつもりは無かった=自覚症状は無かったが、自分の幸福ばかり考えて、お客様、取引先、社員たち、そして、自分の大切な人たちにまで「犠牲」を強いていた。「~あるべきだから、あなたは~すべきだ」と、もっともらしい「べき論」を振りかざして・・・。

大失敗!

「自分の幸福」を目指せば目指すほど「不幸」になっていく、という悪循環の数年間が続いたが、やっと創業から10年くらい経ったころから、薄々気付き始めた。例えるなら「プレゼントをもらう幸福」より「プレゼントを贈る幸福」の方が数倍ハッピーに感じる、ということに気付き始めたのだ。

そして、冷静になって、そして素直になって、周りの経営者を観察した。様々な「法則」や「共通点」のようなものが見えてきた。

「GIVE & TAKE」。先に「GIVE」。「TAKE & GIVE」ではない。上手く経営して幸せそうな経営者は「取引先のこと」「社員のこと」を優先的に考えて、行動している。「これか!」ってやっと気づいた。

会社経営の本質的な目的

つまり・・・
「社員とその大切な人々」のグループ、「お客様や取引先」のグループ、そして「会社と、自分、そして自分にとって大切な人々」のグループ。

この3つのグループが、それぞれ幸福であること=不幸ではないことが、自分にとって、とてもとても幸福なんや!って気付いた、やっと。

改めて「顧客満足」「取引先満足」「社員満足」を正しく理解し、納得できるように「考え方」と「行動」を変え始めてみた。そうすると、体感的に、つまり体で感じることができるくらい「結果」が変わった。「心が豊か」。よく「お金はあとからついてくる」と言うがその通りだと思った。

3つのグループにとってのベター&ベストを考えて行動するようになってから、心は豊かになり、それに付いてくるように利益も上がり始め(呑み代も減ったから?)キャッシュ残高の増え方も変わった。

独りぼっちでは経営は成り立たない

これらの実体験から学び、今は「確信」となった「想い通り経営」。当然であるが、独りぼっちで経営は成り立たない。今振り返ると本当に恥ずかしい。

自分の事業目的に賛同して、協力してくれる3つのグループの人たちがいなければ「夢」や「目標」は「妄想」で終わってしまう。それを無理やり実現しようと思えば、必ず犠牲者が出て、仮に実現できても後味の悪いものになってしまう。どうせなら、3つのグループの人たちと「やったね!」と成果を分かち合いたい。お客さん、取引先、社員、それぞれの家族、大切な人が、自分の経営で笑顔になってる、そんな「最高の幸福感」は独りぼっちでは実現できない。

「想い通り経営」のための大切な「考え方」と「行動」

3つのグループの人たちが、自社の経営によって幸福になること=不幸にならないこと、それを「想い」として、あなたにも「想い通り経営」を持続してほしいと思う。

「結果」は「考え方」と「行動」の掛け算である。

(参考)「考え方」と「行動」を変えれば「理想の結果」に変わる

「想い通りの結果」を得るためには「正しい考え方」と「正しい行動」を「習慣」とすることだ。つまり、「思考習慣」と「行動習慣」を「想い通りの結果」のために「最適化」することが大切なのだ。

どうすればよいか?=心技体を整えよう!

「想い通り経営」とは、 自社に関連する人々の幸福のため、経営者の想い通りの会社経営が持続している状態である。この「想い」とは、誰一人犠牲者を出さないように3つのグループのみんなと一緒に幸福になりたい!という「想い」である。

現在、あなたにとっての3つのグループの人々が幸福であり「想い通り経営」を実現しているなら、今の「考え方」と「行動」を変えてはならない。せっかくの「想い通りの結果」が変わってしまう。

しかし、3つのグループの誰かが幸福でないなら、つまり「想い通り経営」ができていないのであれば「考え方」と「行動」を変えればよい。

「思考習慣」と「行動習慣」を
「想い通りの結果」のために「最適化」する。
経営者」が変わればいいのだ。
「経営者の考え方」と「経営者の行動」を変えればいいのだ。

具体的には「心技体」を整えることだ。

「目的=想い通り経営=3Gマネジメント」を実現するための「手段」としての「心技体」を厳選32のチカラとして整理してある。少し多いが、一つ一つ大切なチカラなので、それぞれ繰り返し、定期的に熟読してほしい。

【目的】想い通り経営=3Gマネジメント=求める「結果」
【手段】心技体=求める結果を得るための「考え方」と「行動」

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