「経営者の防衛力」守りを固めベストをキープするチカラ

この記事のポイント

体調を崩しやすい、ということはないだろうか?もし、その傾向があるならば「防衛力」を見直さなければならない。

「想い通り経営」に必要な「経営者の心技体」。ここでは「体」の大切な一つ「経営者の防衛力」について、その大切さと、改善のヒントを紹介する。

コンディションを崩す要因から自分を守る

想い通り経営は、経営者のベストコンディションが前提条件である。「心技体」の「体」、その中の大切な1つである「防衛力」は「外的要因、内的要因から自分を守り、最高のコンディションをキープするチカラ」と定義している。これは基礎スキルの「管理力」を「体」の切り口で表現したものだ。(参考:基礎スキル「経営者の管理力=全てが想定通りという先読みのチカラ」)

「自分自身の万が一」に備えているか?ということである。「体」カテゴリなのでコンディションの視点で紹介しよう。コンディションに悪い影響を及ぼすことに前もって対処できているか?だ。

ちなみに、コンディションを崩すこと自体がリスクなのではない。経営者がコンディションを崩すことで、経営に受けるダメージがリスクなのだ。厳しいことを言うようであるが、もし、経営者がコンディションを崩しても、会社の日常に何ら変化が起きないのであれば、ノーリスクだ。「社長、ゆっくり休んでおいてください」だ。しかし、多くの中小企業やベンチャー企業においては、経営者がストップすると、同時にストップしてしまう業務があったり、たちまち売上が下降して業績にダメージを受ける。だから、コンディションを崩せない。外的要因、内的要因から自分を守らなければならない。

外的要因とは、ウィルスがその代表だ。マスク・手洗い・うがい、あるいは、それ以上のディフェンスを強固にしていても感染することはある。しかし、ノーガードで感染した時との周りの評価は全く変わる。「あれだけ注意していたのにね」なのか「ほら、やっぱり、自業自得だよ」なのか。チームのトップリーダーとして「人の上に立つ立場」にある経営者の場合は、その信用力、求心力に大きく影響する。

内的要因とは、体力や免疫を指す。体質もあるので、限界もあるだろう。しかし、自分MAXの状態をキープすることで守りを固めなければならない。

生活習慣と防衛力

簡単なことから言えば(新入社員みたいな話だが)二日酔い。明らかにコンディションが崩れるケースであるが、自分の酒量を知り、自制するのも「防衛力」であり、基本だ。

その他に、寝不足、暴飲暴食など不摂生、不衛生な場所への出入りなど、自分のベストコンディションに悪影響があることを避ける生活習慣となっているかどうか?感染症リスクに対応できているか?だ。

そして、大切なのは「無理をしない習慣」である。若い間は、それも何とかなるが、年齢とともにリスクは高まる。自分のキャパを自覚して注意して欲しい。

ところで、余談になるが「マイカー」の話。私が若いころ、あるベンチャー企業のIPOをサポートしているときのエピソードだ。証券会社の公開引受部門の担当者が「社長、どんな車に乗っていますか?」と車種を質問してきた。雑談ではない。横で聞いていると「高級車に乗ってください」という。「ん?上場企業の社長たるものショボい車ではだめなのか?」と続けて聞いていると「事故を起こしてもケガのリスクが低い頑丈な車に乗り換えてください」という。「なるほど」と思った。その担当者は「万が一に備えて防衛力を高めてください」とアドバイスをしていたのだ。

自分を知ること

「防衛力」を高めるためには「自分を知る」ということが不可欠であり、前提だ。自分は、どんな時にコンディションを崩しやすいのか?である。もともと頑丈な人もいれば、そうでない人もいる。自分を良く知って、自分なりの防衛策を取らなければならない。それが「リスク想定」であり、チームのトップリーダーとしての「経営責任」である。

あなたは何点?

1点:理解レベル
このチカラについて「理解」はできるが「納得・賛同」はできない。

2点:納得・賛同レベル
このチカラが必要なことは「納得・賛同」できる。しかし、身につけるには自信がなく、それによる不都合は受け入れるしかない。

3点:行動レベル
このチカラ不足によると思われる経営上の不都合が起きているので、このチカラを身につけようと目下「トレーニング中」である。

4点:習慣レベル
このチカラ不足が原因の経営上の不都合は起きていないので、この考え方、行動は習慣化しており合格レベルだと思う。

5点:指導者レベル
このチカラは当社の管理者や幹部クラスにも必要なので、自らが模範となって指導している。

まとめ

以上、経営者の防衛力「外的要因、内的要因から自分を守り、最高のコンディションをキープするチカラ」を紹介した。

様々な「健康情報」が巷にあふれているが、私は、その方法のどれにしても真偽を確かめる術を持っていないので「こうすれば防衛力が高まる」ということについては無責任に発信できない。それぞれが、自己責任で、それぞれに合った方法で「防衛力」を高めてほしい。それが、トップリーダーとしての責任遂行力を高めることになり、周囲の信用信頼を得るために不可欠だ。残念ながら、風邪をひきやすい、体調を崩しやすい、スタミナが続かない、というリーダーに人は集まらない。

「防衛力」は「想い通り経営」を実現するための「経営者の心技体」のなかの大切な1つだ。経営者の「考え方」が変われば、「行動」が変わり、望ましい「結果」に変わる。

お役に立ちますように!

【このブログについて】「若手経営者のための経営支援ブログ」