「経営者として成長する」とはどういうことか?

「経営者として成長する」とはどういうことですか?

と質問すると様々な回答が返ってくる。

  • 会社を大きくできたとき
  • たくさん利益を出したとき
  • スゴイ商品やサービスを供給したとき

回答というより「意見」かもしれない。それぞれが思う「経営者の成長」がある。いずれも間違いではないし、そもそも、正解を求める質問でもない。

この記事は、私が思う「経営者の成長」について書き留めておきたくて書いたものだ。参考にしていただければ幸いだ。

もっと役に立つ経営者として進化すること

結論ファースト、先に結論を書いておこう。

私は「成長」の定義を「もっと役に立つ存在として進化すること」としている。

したがって「経営者の成長」とは「もっと役に立つ経営者として進化すること」であり、同様に「会社の成長」は「もっと役に立つ会社として進化すること」ということになる。

相手は誰でもいい。誰かの役に立てばよい。そして、その範囲を広げていくことが「成長」に他ならない。

仮に、創業時のお客さんは一人だけであったとしても、徐々にその人数が増えていけば、それだけのお客さんたちの役に立つように進化しているので「成長した」ということだ。ただ、一般的には表面的な規模の拡大を見て成長と評価していることが多い。

だから「誤解」もある。

お客さんをどんどん増やして、社員も増え、オフィスも広いところへ移転し、誰が見ても「成長企業」と評価されている企業がある。しかし、内情をよく見ると、比例してクレームも増加し、社員たちは疲弊し、見渡せば「幸せそうな人」が見当たらない・・・。これは「役に立つ存在」どころか「迷惑な存在」であるので、私の定義によれば「成長企業」ではなく、私は「膨張企業」と言うことにしている。いずれバ~ンと弾けるのが目に見える。

したがって「量的な拡大」ではなく「質の拡大」が大切であり、そのようにマネジメントしている経営者に出会うと「健全に成長してる経営者だな」と思う。

なぜ「成長」したいのか?なぜ「成長」しなければならないのか?

「なぜ、成長したいのか?」

その答えは「もっと自分が幸福になりたいから」だ。

「なぜ、成長しなければならないのか?」

その答えは「もっと社員や取引先を幸福にしなければならないから」だ。

「もっと役に立つ存在として進化する」ということは、社員や取引先の幸福のために、もっと役に立つということだ。

社員満足度、顧客満足度、取引先満足度を上げていくマネジメントを持続すれば「社長のおかげでハッピー」と評価され、感謝される。そのような評価や感謝をもらって悪い気はしない。それどころか、あなた自身が大きな幸福感を感じるはずだ。

また、そのような評価や感謝が、次のチャンスを運んできてくれる。顧客の紹介であったり、新規事業の案件であったり、優秀な人材の採用であったり・・・「善循環」が始まる。

そのような「善循環」に入ったとき「頑張って会社経営してよかったな」と経営者冥利を感じることができるだろう。

この「幸福感」を感じたいから「成長したい」し「成長しなければならない」のだ、と私は思っている。

経営者としての評価

私は、経営者の本質的な評価は、下記の方程式で表せると思っている。

(喜んでくれた人)-(迷惑をかけた人)

理想論は別にして、現実の多くは誰かに迷惑をかけながら会社は生まれ、成長していく。最初から3Gマネジメントが実現できることはほとんどない(と思う)。

しかし「喜んでくれた人」より多い人たちに迷惑をかけると、この方程式は「マイナス」になる。最初は仕方がないだろう。迷惑を承知で応援してくれる人たちも多いはずだ。

ところが、それが何年も続くと「人心」はあなたから離れていく。顧客は増えない、さらに減っていく、社員たちは辞めていく、採用しても長続きしない、という「現象」で現れる。そのような経営者と一緒にいても幸福じゃないからだ。

だから、最初は迷惑をかけてしまうことは仕方がない、としても、その人たちには早い間に「お返し」をする。同時に「喜んでくれる人」を増やしていくことでこの方程式のプラスを大きくしていくこと。つまり「経営者としての評価」を上げていくことが必要なのだ。

「成長」は「課題解決」の連続

「もっと役に立つ経営者として進化する」ために、様々な課題を解決していくことになる。課題解決とは、簡単に言えば「できないこと」と「できること」にしていくことだ。

「今はできていないから、迷惑をかけている」

課題解決によって

「今はできるようになったから、喜んでもらってる」

という具合だ。「成長」によって「望ましい結果」に変えるのだ。

再三、このブログで紹介しているように、

(結果)=(考え方)×(行動)

である。

つまり「望ましい結果」に変えるためには「考え方」と「行動」を変えることが必要だ。

目の前の「現象」の「原因」を「自責」で捉え、自らの「足りないところ」を補うことで課題を解決していく。

この繰り返しが経営者に限らず「人の成長」のプロセスである。

このブログでは「考え方」を「心技体」の「心」とし、「行動」を「心技体」の「技」と「体」で、全部で32項目を紹介しながら、具体的な成長の視点を紹介しているので、あなたが「足りないな」と思うところを解決する参考にしていただければ幸いである。

まとめ

今回は、私の頭の整理のために「経営者の成長」を書き留める記事にお付き合いいただいた。賛否両論も承知しているが、冒頭に書いたように「正解」は無い、と思っている。あくまでも「私見」であるとお断りしておきたい。

お役に立ちますように!