「経営者の持続力」信用・信頼の「続けるチカラ」

「経営者の持続力=続けるチカラ」は、「心」のテーマでもあり、「体」のテーマでもありますが、どちらであっても「持続力」は「信用」や「信頼」に大きな影響がある大切な、特にリーダには欠かせないチカラです。

「心」の「持続力」

まずは「心技体」の「心」としての「持続力」を考えてみましょう。

ボクがコーチとして中小企業経営者に「持続力」が気になる場面の多くは「予算」です。ボクがコーチングの現場で使っている「マネジメント会計」は「中期経営計画」をベースにした「予算」が必須なのですが、時々「予算を忘れる経営者」に出会うことがあります。

「社長、今期の予算は覚えてる?」

「ん?え~っと・・・」

自分の会社の自分で立てた予算を忘れているのです。もちろん、最初の数カ月は「よし!予算達成するぞ!」とテンション高く取り組むのですが、半年もすると意識が薄れていくのかフェードアウトしてしまうのです。

ボクのその経営者に対する「モチベーション」は大きく低下し「信用」「信頼」が揺らぎ始めます。「(自分で立てた目標を忘れるか???)」と・・・。

(もちろん、フェードアウトしないように伴走するのもコーチの仕事ですが:笑)

フェードアウトする原因は様々です。

  • 性格的に飽き性
  • そもそも成長意欲が低い
  • 経営責任が希薄
  • ビジネスが安定期にある

ただ、原因がなんであれリーダーとしての「しめし」が付かず、多くはチームマネジメントに悪影響を及ぼします。

  • 社長は、また忘れるから気にしないでもいいよ
  • 社長は、また考え方が変わるからすぐに動かなくていいよ
  • 社長は、また投げ出すと思うよ

このような「陰口」が聞こえる会社の経営者は「持続力」に課題を抱えています。そして、残念ながらすでにリーダーとしての信用を失ってしまっていることも少なくありません。さらに「やりきる文化」が希薄で「三日坊主」でも笑って済まされてしまう、という重症な会社すらありますが、その原因もたどっていくと「経営者の持続力」に行きつくことが多いのです。

逆に、

  • 社長は、言ったことは必ずやり遂げる人だ
  • 社長は、朝令暮改するときは、必ず理由を説明してくれる
  • 社長は、今も***を続けているらしい

というような「評価」が聞こえてくる会社には「いい緊張感」が漂っています。「最後までやり遂げることが当たり前」という文化もあり、ボクも「背筋が伸びる」と感じるこのような会社の経営者は「持続力」が高く、それがリーダーとしての「信用」「信頼」を得る一つの理由になっています。

このような「持続力」の高い経営者は「几帳面で真面目な性格」というベースもありますが、さらに「経営者としての自覚・責任感」が「持続させている」と言っても過言ではありません。「立場上、いい加減なことはできない」という「心の持ち方・心がけ」を感じることができます。

「体」の「持続力」

一方で「体」の「持続力」も考えてみましょう。一言でいえば「経営者のスタミナ」です。

想い通り経営」のために「心技体」の「体=経営者のベストコンディション」は前提条件です。「心=正しい考え方」と「技=十分なスキル」をもってしても「体」のコンディションが万全でなく、スタミナ切れとなれば期待するパフォーマンスは得られません。

コンディション不良でスタミナが途絶え、リーダーのモチベーションが低下すれば、チーム全体のモチベーションの火も消してしまいかねません。経営者のスタミナ切れは経営リスクと言っても過言ではないのです。

モチベーション高く、仕事熱心な優秀な人材は、マイナス思考を良く思わない人が多いものです。そのような人材は、上司の「疲れた~」「あ~しんど」「面倒くせ~」という言葉を聞きたくないし、その表情も見たくないはずです。

つまり、経営者の持続力=スタミナは「仕事のエネルギー源」にとどまらず「優秀な人材を惹きつけるための大切な要素」のひとつでもあります。タフな「体」がトップリーダーには必要不可欠なのです。

とはいえ、経営者も生身の人間です。どうしても「しんどい時」はありますよね。このブログは「健康アドバイス」が目的ではないので、その時のエネルギー補給の方法等については、そちらの専門家に任せますw。

ただ、経営者が身体的にしんどい時、あるいは、どうしようもない強烈な睡魔に襲われたときにどうするか?

ちなみに、そんなときボクは姿を消すことにしています。「ちょっと出かけてくる」と言い残して仮眠ができる場所やリフレッシュできる場所へ一時避難するのです。間違っても自分のデスクでウトウトなんて姿は見せられなません。「堀井さん、タフですね!」とよく言われるのですが、その理由は「タフな場面しか見せない」からなのですw。

まとめ

「経営者の持続力」について「心」と「体」の両面で考えてみました。自分自身がタフに仕事を継続する、という視点だけでなく「リーダーとしてどうあるべきか」という視点です。優秀な人材の信用と信頼を得るために重要なテーマであることを改めて考えてみてください。

お役に立ちますように!

【このブログについて】「若手経営者のための経営支援ブログ」