「利益目標の立て方」経営者がやる気になれる5つの事例

新しい年度の「利益目標」を設定する場合、経営者によってその方法や考え方は様々だ。人それぞれ「やる気になれる目標」は違うが、参考までにその事例を5つ紹介しよう。

前期実績ベース

よくある方法、前期実績を基準にする方法だ。単純に「前期クリア」であったり「前期比120%」というような設定だ。

キャッシュフローベース

キャッシュフローをベースに設定する方法。

例えば、毎年の返済元金が600万円の場合、実効税率を40%とすると、1000万円の税引前利益が必要だ。

(税引前利益1000万円)-(法人税等400万円)=(税引後利益600万円)

これでキャッシュフローはトントン。この場合、減価償却費を加味するかどうか、については、する・しない、それぞれの考え方がある。

債務超過脱出

残念ながら、債務超過に陥っていたり、純資産が資本金を下回っている場合、資本回復のためにいくら必要か?という視点で目標設定する方法だ。

社長の給与(役員報酬)ベース

社長は、給料をどれだけ必要とするか?をベースに考える方法。「社長の役員報酬+経常利益」は、表裏一体だ。

(社長の役員報酬)+(経常利益)=1000万円の場合、

  • 社長の役員報酬が1000万円だと、経常利益はゼロ。
  • 経常利益を1000万円とするなら、社長は無給。

ある、経営者は「自分の給与以上の経常利益」と考えていた。つまり、自分は年俸1200万円を希望するから、会社は、それ以上の経常利益を出す、という設定の方法だ。

その理由は?と聞くと「経常利益より自分の給料が高い、ということは、半分以上取ってしまっていてカッコ悪い!」と。「潔いなあ!」と感心した覚えがある。

将来の貯蓄ベース

「今後、5年間でキャッシュ1億円を貯める!」という考え方。ゼロからスタートすると、毎年平均で2000万円を貯めなければならない。そこから逆算して「今期は、税引後利益2000万円!」と設定する。税引前だと約3000万円強だ。これを5年続ければ「キャッシュ1億円」が手元に残る。

まとめ:経営者がやる気になれる目標がベスト!

以上のように「目標設定」の方法や考え方は、経営者によって様々である。優劣をつけるようなリストではないが、私は、いずれの方法であっても「経営者のやる気=モチベーション」が一番高くなる方法を勧めるようにしている。

経営者自身が「よし!絶対やるぞ!」と思える方法が継続性や達成可能性が高い。反対に「やらなければならない!」なんて、経営者自身が「やらされ感」で設定するようであれば、達成確率は上がらないし、そもそも楽しくない。

上記以外にも、様々な方法や考え方はあると思うが、ご参考まで!

お役に立ちますように!