「経営者の責任力」どんな結果でも絶対逃げないチカラ

この記事のポイント

思い通りにならない責任を誰か他の人に転嫁してないだろうか?「自分は悪くない。悪いのは***だ」と。

もし、そうならば「どんな結果でも絶対逃げない経営者」に学ぶべきだ。経営者の「責任力」。

「想い通り経営」に必要な「経営者の心技体」。「心」の中の大切な一つ「経営者の責任力」について、その大切さと、改善のヒントを紹介しよう。

「責任力」が足りない経営者に起きる2つの不都合なこと

自分が意思決定し、決断した結果が、想定とは真逆だった・・・。つまり、意思決定をミスった場面だ。そんなとき「自分は悪くない。」「想定外が起きたのだ。」「本当は、真逆と分かっていたが・・・」と言い訳や愚痴を発している経営者。潔くない。

「心技体」の「心」、その中の大切な一つである「責任力」が足りない経営者だ。

自分の会社で起きたことの「直接的な原因」は社員かもしれないが「責任」は、最終責任者である経営者が負わなければならない。振り返っても経営者の後ろには誰もいない。なのに、他人のせいにしたくなる経営者がいる。

責任力」は「社会における自社と自分の責任を正しく認識し、どんな結果でも絶対に逃げないチカラ」と定義している。この「責任力」が足りない経営者には、次のような不都合が現象となって現れることが多い。

チャレンジする社員がいなくなる・前例がないことはしない

「責任力」が足りない経営者の下でチャレンジするのはリスクでしかない。万が一失敗したときに、自分の身に危険が及ぶからだ。それでも、という気概のある社員がいれば、それはラッキーでしかない。多くの場合は、上司が全責任を取ってくれるから、安心してチャレンジできるのだ。

顧客や取引先、そして社員から信頼・信用されてない

周りから、あの社長は「信用できる!」「信頼できる!」という評価を受けているか?「責任力」の無さが日常の言動から読み取れる場合、周りの評価は「あの社長は、気を付けた方がいいよ」に変わってしまう。

絶対逃げない経営者の「責任力」、たった1つの大切な視点

この「責任力」が強い経営者には大切な共通点がある。それは「役割認識」。「最終責任者は自分なんだ」という「役割認識」だ。これに尽きるといってよい。

ちなみに「全責任を負うこと」は不幸だ、と思うだろうか?

確かに「全責任を負わされる」のは不幸かもしれない。自分に非が無いのに他人の責任を「負わされる」のは不幸だろう。

しかし、会社経営においては、自分の意思決定の結果の責任は「負う」のであって「負わされる」のではない。

例えば、連帯保証人になって、借金を肩代わりしたから不幸だろうか?それは「違う」。保証人になる、って自分で意思決定した結果だからだ。自業自得だ。確かに、周りの人は「大変だね」「可愛そう」と慰めてくれるかもしれないが、多くの本音は「連帯保証人になったあなたが悪い」と思っているものだ。これを「不幸」って感じる人は「責任力」が足りていないのだ。

「自分が決めたことだから全責任は自分にある」という考え方が「責任力」だ。所有と経営が分離している上場会社とは違って、多くの中小企業はオーナー経営者だ。全て、自分で考えて、自分で意思決定し、指示命令を下す「全権」を持っている。だから「全責任」がセットだ。

「経営者は、どんな結果でも絶対逃げない。全責任を負うのだ。」ということが「建前論」と思うならば残念ながら「想い通り経営」は実現できない。

「経営者の責任力」、「想い通り経営」に不可欠な「心」を高めるためのとても大切なチカラの一つである。

あなたは何点?

1点:理解レベル
このチカラについて「理解」はできるが「納得・賛同」はできない。

2点:納得・賛同レベル
このチカラが必要なことは「納得・賛同」できる。しかし、身につけるには自信がなく、それによる不都合は受け入れるしかない。

3点:行動レベル
このチカラ不足によると思われる経営上の不都合が起きているので、このチカラを身につけようと目下「トレーニング中」である。

4点:習慣レベル
このチカラ不足が原因の経営上の不都合は起きていないので、この考え方、行動は習慣化しており合格レベルだと思う。

5点:指導者レベル
このチカラは当社の管理者や幹部クラスにも必要なので、自らが模範となって指導している。

「責任力」を強くするために「心」をトレーニングする方法

さて、ここまで読んで「心が痛い」と感じたら、つまり「自分には責任力が不足しているな」という自覚症状があれば早速トレーニングしよう。

このブログで何度も出てくる「結果=考え方×行動」の方程式。つまり、今の不都合な結果を望む結果に変えるために「考え方=思考習慣」を変えるトレーニングだ。

心技体の「心」は、スキルではなく「あなたの価値観」に近いものなので、生い立ち、環境、経験、性格などが色濃く反映している。そういう意味で、そんなに簡単に変えられるものではないと思う。

さて、分かれ道だ。

  • 「考え方を変えて結果を変えるか?」
  • 「あきらめて、成り行きに任せるか?」

「考え方を変える」ための一番の原動力は「結果を変えたい」という「想い」の強さである。まずは、方法論の前に、この心構えを自問自答してみてほしい。「よし!結果を変えるために、考え方を変えるぞ!」と決意できるならば、是非、次のトレーニングを試してみよう。

STEP1:理解

「心」を変えるための最初の段階は「理解すること」である。「責任力」の重要性を理解できたか?を確認しよう。

STEP2:納得・賛同

次は「納得・賛同」の段階。「責任力が大切だ」と本心で納得・賛同しているだろうか?当然であるが、納得や賛同ができない考え方には変えられない。

STEP3:行動

「理解」でき「納得・賛同」できたなら「行動」あるのみ、である。最初は「変えなければならない」という、MUSTの気持ちが強いと思うが、このMUSTが「変えたい!」というWANTの気持ちに変われば、それがゴールだ。「欲望」に変われば、あとは自然にこの考え方が当たり前になっていく。そこまでは「反復練習」あるのみ。

STEP4:行動を習慣に変える反復トレーニング

「手書きのノート」を用意して・・

  • あなたが今抱えている責任
  • その責任が果たせなかった場合、誰に、どんな迷惑や被害が及ぶのか?

これを毎日書き出すことを「日課」にする。これを継続すれば、必ず、責任力は高まっていく。

【参考】習慣化のステップ
  • 理解レベル:理解できる。
  • 納得レベル:納得でき、賛同もできる。
  • 行動レベル:高めなければならない=MUST)と思い行動を続ける
  • 習慣レベル:MUSTからWANT(=高めたい)に変化する

まとめ

以上、経営者の責任力「社会における自社と自分の責任を正しく認識し、どんな結果でも絶対に逃げないチカラ」を紹介した。大切な視点は「役割認識」。

想い通り経営」を実現するための「経営者の心技体」の中でも、特に大切な「心」のチカラである。経営者の「考え方」が変われば「行動」が変わり、会社経営はあなたが望む「結果」に変わる。是非、参考にしてみてほしい。

お役に立ちますように!

【このブログについて】「若手経営者のための経営支援ブログ」