「経営者の耐久力」イザというときに踏ん張れるチカラ

この記事のポイント

イザという時に無理が利かない、ってことはないだろうか?

もし不安があるなら「耐久力」を見直した方がよいかもしれない。

「想い通り経営」に必要な「経営者の心技体」。ここでは「体」の大切な一つ「経営者の耐久力」について、その大切さと、改善のヒントを紹介する。

イザというときに試されるリーダーのチカラ

想い通り経営は、経営者のベストコンディションが前提条件である。「心技体」の「体」、その中の大切な1つである「耐久力」は「イザという時に無理が利くチカラ」と定義している。似たものに「持続力」も「体の8選」に含めているが「持続力」は「中長期のスタミナ」としているのに対して、この「耐久力」は「短期的なスタミナ」という区分をしている。

どんな仕事でも「頑張りどころ」があるはずだ。思わぬビッグチャンスが訪れた時や、繁忙期もそうだろうし、突発的なクレーム対応もそうだろう。特に、経営者の場合は「陣頭指揮」が必要とされるときが一番の「頑張りどころ」だ。この「イザというとき」に踏ん張り切れないトップリーダーは、それまでの信用を一気に失ってしまう。

例えば、クレーム対応。経営者が陣頭指揮をとらないといけないような重大クレームに対応するとき。翌朝まで夜を徹して対応しなければならない、というような最悪の事態において経営者の体力が続かず、誰が見ても疲労困憊。難易度がそれほどでもないクレームなら「社長、あとは任せてください。大丈夫ですから!」「そ、そうか・・・じゃ、お願いね」と戦線離脱できるかもしれないが(それはそれで困ったもんだが・・・)、そうもできない難易度の高いクレームでは、経営者が力尽きればさらに問題は大きくなってしまう。「耐久力」が試される場面だ。

これは近年、クレームに限らず「災害対応」でも見かける場面である。

「イザというときに強いリーダー」

「イザというときに弱いリーダー」

こうして比較すればクドイ説明は必要ないだろう。メンタルも含めて「踏ん張るチカラ」がとても大切なのだ。ただ、「鶏か?卵か?」のように「心か?体か?」どちらが先に折れるか?という面倒な話は控えよう。ここは「心技体」の「体」のカテゴリなので「体視点」で考えてみよう。

イザというときに備えるための「余力」

ビジネスに想定外はつきものだ。突発的に負荷がかかることが突然発生することがある。その陣頭指揮に立たなければならないとき、経営者の「耐久力」が試される。その本質は「準備力」だ。そのような想定外の出来事にいつでもスクランブル発進できるようにコンディションをキープしておかなければならない。「災害は忘れたことにやってくる」と、昔の人(?)は上手に言ったものだ。不思議なことに「油断した時」に不都合が起きることが多い。

「耐久力」を感じさせる経営者のほとんどは運動を習慣化していることに感心する。もちろん、健康管理が第一目的だとは思うが、運動習慣のある人はタフであり、見習うべきは、そのスタミナを使い切らず仕事をしているところ。常に「余力」を持っているのだ。この「余力」がイザというときに放出される。

まとめ

以上、経営者の耐久力「イザという時に無理が利くチカラ」を紹介したが、その本質は他の「体8選」と同様「経営責任」である。思わぬビッグチャンスが訪れた時や、大きなダメージが予想される事態が発生した時など、陣頭指揮を執らなければならない事態に備える、という責任感がさせる準備だ。

「耐久力」は「想い通り経営」を実現するための「経営者の心技体」のなかの大切な1つだ。経営者の「考え方」が変われば、「行動」が変わり、望ましい「結果」に変わる。

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