【正しい考え方(その1)】結果の方程式

「結果」は「考え方」と「行動」によって変わるという「成長の前提」となる「正しい考え方」の方程式です。

まずは、下の図をじっくり見てください。

改めて強調するまでもなく「当たり前のこと」なのですが、そこが大切なのです。

人の成長には、このような「当たり前のこと」を「なんとなく」ではなく「言語化」することがとても大切であり効果的です。

「結果とは考え方と行動の掛け算なんだ」とインプットしておくと「結果を変えたいから、考え方や行動を変えよう」と意識することができます。思うような結果が出なければ、考え方か行動が違うんだ、と意識できますよね。

よく聞くグチのひとつに「何度やっても、うまくいかないよ」というフレーズがあります。

私に言わせると「同じ考え方・同じ行動なら何度やっても結果は同じだよ」です。

うまくいかない考え方、うまくいかない行動をしているから、結果がうまくいかないのです。上の方程式のように、違う結果が欲しいなら、考え方と行動を変えればいいのです。

この方程式がインプットされていると、うまく行かない時に「考え方を変えよう」「行動を変えよう」と素直に動くことができます。

少々恥ずかしいのですが、私の体験談をお話ししましょう。

仕事柄、出張が多いのですが、出張先で仕事が終わるといつも独りボッチでした(笑)。ある日、出張先にも友達が欲しいなあ~と思って独りで知らないお店に入ることにしたのですが、ちょっと勇気がいります。

「あのおじさん、1人で寂しそうやね」

「あのおじさん、家から追い出されたんだろう」

「あのおじさん、友達いない寂しい人や」

とか、周りに思われるとカッコ悪い・・・なんてプライドが邪魔しているんですよね。

そこで「よし!考え方と行動を変えよう!」と切り替えました。

「恥ずかしくてもええやん」「プライドなんて邪魔になっても役に立つことはない」「何をエエカッコしてるねん!」「だれも、見てないって」とか自分に言い聞かせて、勇気をもって、知らないお店に飛び込んで、店員さんに自分から話しかけてみる=考え方と行動を変えました。すると、やっぱり結果が変わりました。

今や友達の友達も広がって出張先に行くと「堀井さん、お帰りなさい」って言ってもらえるようになって、出張が以前より格段に楽しい時間になりました。もし、仕事が終わって、まっすぐホテルに帰って、コンビニのお弁当を1人で食べていると、この結果は絶対に得られませんでした。「考え方」と「行動」を変えると「結果」が変わる1例です。

もう1つ、すべての方程式に共通していることを付け加えておきます。「×(かける)」で繋いである、ということです。

片方が「ゼロ」であれば、答えは「ゼロ」です。この結果の方程式でいえば、どれだけ立派な「考え方」をしていても「行動」が伴わなければ、「結果」はゼロ、つまり、結果は出ない、ということを意味しています。

「結果」は変えることができます。

「もっといい考え方」「もっといい行動」に心がけましょう。