【正しい考え方(その2)】スキルの方程式

「スキルの方程式」を紹介しましょう。

まず、上のピラミッド型を見てください。

人のスキルは、このような構造になっています。

1番下は「なりたい自分」です。人は「なりたい自分」になることができます。逆に言うと、人は自分でなりたいと思う自分にしかなれません。「なりたい自分」は、自分で考えることであり、誰かに強制されることでも、教えられることでもありません。

ただ、なりたい自分になるためには、そのためのスキルが必要です。時間が経てば自然になれるものではありません。なりたい自分になるためのスキルはどうなってるの?という構造がその上の部分です。

「なりたい自分」の上層部は「正しい考え方」「基礎スキル」「実務スキル」の3層になっていて、このサイトでは「正しい考え方」も「スキル」に含めています。

「正しい考え方」は、このカテゴリで紹介してるもので、この「正しい考え方」の上に「基礎」と「実務」のスキルが乗っかっている、というイメージです。

「基礎スキル」というのは、職種や年齢、性別に関係なく、すべての人に共通して必要なスキルです。

「実務スキル」というのは職種やポジションに応じて、それぞれの人に必要なスキルです。

この構造は、パソコンやスマートフォンと同じです。

買ってきたばかりのスマートフォンは、全員同じです。ところが、数時間後には、それぞれが、好きなアプリをインストールして、その人固有のマシンになっていきます。

パソコンも同じです。ウィンドウズは、OSとよばれていますが、これが基礎スキルに相当します。どれだけ素晴らしいアプリをインストールしても、もし、ウィンドウズがポンコツなら、そのアプリはサクサク動かないでしょう。反対に、ウィンドウズがどれだけ素晴らしくでも、アプリをインストールしなければ、大した仕事はできません。

このように「みんな共通のスキル=基礎スキル」と「職種によるスキル=実務スキル」に分けて考えます。

専門知識や経験がどれだけ優秀でも、基礎スキルが欠けていると、残念ながら「お役立ち度」が限られてしまいます。

専門知識や経験を活かすためには、基礎スキルが大変重要なのです。その中でも8つの基礎スキルが重要です。

基礎スキル8選

「スキルはどんな構造になっているのか?」という「地図」を頭に書いておきましょう。