【報連相】=(正確)×(タイムリー)+(思いやり)
報連相、1度は聞いたことはあるでしょう。「報告・連絡・相談」です。
この「報連相」と聞くと、なぜか多くの人が「報連相しなければならない」と「義務」のようなイメージを持っています。もうしあなたもそうならば、この機会にそのイメージを改めてください。
「報連相」は、義務ではなく「サービス」「思いやり」なんです。
つまり「正確」に「タイムリー」に「思いやり」をもって「報連相してあげる」というスキルです。相手を思いやって「報連相してあげる」というイメージを変えましょう。
身近な例を紹介しましょう。
喫茶店へ行って「ホットコーヒーひとつ!」と注文しました。しかし、5分、10分、15分経っても出てきません。みなさんなら、何分待てますか?10分?では、10分経ったら、どうしますか?黙って帰る人もいるかもしれませんね。その心の中は「怒り」や「あきらめ」のはずです。帰らない人は「あの~私のホットコーヒーまだですか?」と店員さんに尋ねるはずです。
同じようなフレーズを職場でも聞いたことありませんか?
「あの仕事、どうなってる?」
「あの仕事、どこまで進んでるの?」
というフレーズ。同じですね。
なかなか出てこないホットコーヒーのいらだちと、職場で「あれどうなった?」という気持ちはよく似ています。
もし、喫茶店の店員さんが、こちらから聞かなくても「すいません、ホットコーヒー、まもなくです」と報告や連絡をくれたり、そもそも「今日は、ホットコーヒー、時間かかりますが、それでもいいですか?」と前もって相談してくれたなら待たされるイライラは無かったはずなのです。
つまり、お客さんの事を思って、店員さんが思いやりを持って報連相してくれれば、無用なトラブルは避けられるのです。これが「報連相」の本質です。ホットコーヒーが遅れていることを「お客さんに言わなければならない」ではなくて「お客さんに言ってあげよう」という優しい思いやりです。
お互いが言われる前に、優しい気持ちで「報連相してあげよう」というチームになれば、それだけでも、エラーは激減します。
みんなで共有したい基礎スキルです。