【正しい考え方(その4)】組織人の方程式

成長の前提となる「正しい考え方」として「組織人とは?」について整理しておきましょう。

組織人というと堅っ苦しいですが、人が2人以上になると、それは「組織」です。イメージを軽くするために「チーム」と表現しましょう。

みなさんは、バーベキューを想像できますよね。気の合った仲間たちとのバーベキュー。「みんなで、バーベキュー行こうよ!」「行こう行こう!」と「チーム」が出来上がります。「バーベキューを楽しむチーム」です。「どうせなら、今までで1番楽しい最高のバーベキューをしようよ!」「賛成!賛成!」となり、このチームは「最高のバーベキューを楽しむチーム!」となりました。

さて、話は、ここからです。。。

この最高のバーベキューを楽しむチームの一員として、つまり「組織人」として、です。上の方程式を見てください。

1つ目は「目的認識」。

チームの一員であれば「何の集まり」か?分かっていますよね。「バーベキューの集まり」ではありません。「最高のバーベキューを楽しむ集まり」です。この「最高」という認識がズレるとトラブルが起きます。「いつものバーベキュー」のつもりで参加すると、他のメンバーから「それって普通やん!」って文句を言われます。「普通の何が悪いの?」「最高のバーベキューって言ったやん!」と、この「最高の」を忘れたメンバーのために楽しいはずのバーベキューがたちまち気まずいバーベキューになってしまいます。「チームプレー」のためには、この「目的認識」がすごく重要なのです。

2つ目には「役割認識」。

バーベキューでは、それぞれが役割分担して、みんなで楽しむものです。「僕は、何もしたくない。お肉焼けたら、声かけてね~おやすみ~」ってヤツがいたら・・・。これまた気まずいバーベキューになってしまいます。

「僕は、お肉を買ってくるね~」

「じゃあ、僕は、ドリンク用意するよ!」

「私は、当日焼き係するね~」と、それぞれが役割分担するから、楽しいんですよね。

さて、3つめは「行動・実行」です。

例えば、ドリンク係の彼が、当日に「あ、ドリンク忘れてた」と、なったら・・・。ドリンクが無いバーベキュー?最悪ですね。。。つまり「役割認識」はしていたのに「行動が伴わない」結果です。役割を果たさなければチームの一員として失格です。

「組織人」としての成長とは「目的認識」がさらに強くなるということであり「最高の中の最高を目指そう!」って感じです。

「役割認識」も、もっと重要な役割を担おう!と強くする。そして、行動・実行のレベルが質も量もスピードも上がるという具合に進化すると、その人はチームの一員としてさらに成長したな~と評価されるわけです。

成長のための正しい考え方のひとつ「組織人」。

「チームの目的認識は間違ってないよね!」

「自分の役割認識は間違ってないよね!」

「求められる行動はできてるよね!」

というように、常にチームの一員としての自分を振り返るための「正しい考え方」です